公開講演会「復興は常に子どもたちとともにあった—東日本大震災から12年目を迎えた陸前高田市より—」
INFORMATION
東日本大震災で壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田市。住まいもなりわいも失った中で、人々を立ち上がらせたのは「将来、子どもたちがここで生きることに希望を持てるような土台をつくり直していかねば」という強固な信念であった。産業、文化、伝統、教育と、復興へ向けたあらゆる動きは、次代を担う若者たちの「誇り」や「郷土愛」を醸成しうるか、という観点から進められてきた。もとからあった第一次産業をさらに磨き上げる取り組み、伝統的なまつりの継続、「地域の宝」たる被災文化財をよみがえらせるための事業、国の名勝「高田松原」復活を目指した活動——地域を愛する大人たちの奮闘と、その背中を見て育った子どもたちの思い。それらを礎として築かれてきた新しいまちの現状について、「東海新報」(大船渡市?陸前高田市?住田町を発行エリアとする地域紙)の記者として子どもたちと関わってきた講師が、震災当時のことも振り返りながら紹介する。
講師
株式会社東海新報社代表取締役
鈴木 英里 氏
岩手県大船渡市出身。2002年、立教大学文学部卒業。総合出版社に勤務したのち、2007年にUターンして「東海新報」入社。東日本大震災時には記者として、被害の甚大だった陸前高田市を担当。2020年4月に同社代表取締役就任。
司会
本学コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科准教授
原田 峻
詳細情報
名称
公開講演会「復興は常に子どもたちとともにあった—東日本大震災から12年目を迎えた陸前高田市より—」
対象者
本学学生、教職員、校友、一般
申し込み
主催
コミュニティ福祉研究所
お問い合わせ
コミュニティ福祉研究所
E-mail:komifukukenkyu@rikkyo.ac.jp